ウエルスナビは、最強の安全運用かも足りうるのか?
目先の9連騰に浮かれて、これからも強気の相場が続きそうな錯覚に陥りがちです。
でも、冷静に考えてみると世界経済の状況は何一つ変わっていない気がします。
こんな時こそ、負けないで勝つを模索することも大切かなと。
上の表は6月から運用を開始したウエルスナビの成績です。
初期投資20万円、毎月1万円の自動積立です。
最もリスクの少ないコース1/5を選択してあります。
4,310円 ÷ 220,000円 = 3か月の利回り 1.95%
この利回りをどう評価するかは、人それぞれで難しいところです。
長く保有していれば、山あり谷ありでしょうが、ある程度の期間保有していればマイナスにならないか、ではないでしょうか。
その意味で私が評価できるのは、どこかのファンドのように、素人のような均等分散投資ではないということです。
7資産に分散しているわけですから、単純には15%弱の割合になりますが、
米国債券 34% 物価連動債 30%
米国株 14% 日本株 5%
新興国株 5% 不動産 5%
金 5%
明らかに、どうしたら損失を少なくできるかという資産構成になっています。
ここからはウエルスナビのホームページから資料を拝借しました。
先ず、肝心な2016年運用開始からのリスク許容度別成績です。
リスク許容度別の資産構成がわかりませんので、何とも言えませんが、負けない運用としては合格点だと思いますがどうでしょう。
3年程度の運用では、運が良かったのかわからないのですが、過去25年間のシミュレーションがありました。リスク許容度3の25年間です。
1992年1月から2017年1月までの過去25年の期間で、WealthNaviの推奨ポートフォリオを用いて資産運用のシミュレーションを行うと、資産は2.4倍に成長し、1年あたりのリターンは6.0%という結果となるそうです。
私が評価するのは、やはり安全運用足りうるかという視点です。
運用元本を割り込んでいないという点です。リーマンショックにも耐えています。
つまり、長く持っていればいるほど資産価値が増え、暴落にも心安らかにいられるかもしれない、素人にはありがたい結果になっています。
いまや、運用額は1600億円を超えて多くの人の資産形成の期待を担っています。
個人的には、安全運用のひとつとして自動積立を継続してみるつもりです。
写真は、山形で日本一の芋煮会フェスティバル。
6.5メートルの大鍋「3代目鍋太郎」