5月10日
グローバル兄弟とバランス8均等の推移を比較してみました。
先ずは、設定来の概況です。
基本的に運用期間が短すぎます。
従って、そこからの疑問に答えを導くには最終的に自分の投資スタンスを明確にしなければなりません。
ちなみに、私の運用スタンスは「運用資産の最大活用による最大利益の追求」です。
バランス8均等の運用期間が3年とこの中では最も長いです。
運用の過程における山あり谷ありが凝縮されています。長期保有・分散投資・積立投資
において真っ先に勧められるファンドでしょう。
これから世界経済が間違いなく縮小していく中で、このファンドを長期保有していって最終地点をどう描くのでしょうか。
私には用のないファンドです。私の運用スタンスとは無縁のファンドです。
グローバル3倍3分法は2019年の寵児でした。
バランスファンドでありながら確かな上昇、その確かな実績に多くの人の支持を集めました。私もその一人です。
コロナショックによる暴落は良い試練の場となりました。
着実に積み上げてきた36%のリターンが、瞬く間に14%のマイナスへ。
それでも狼狽売りしなかった多くの人は今頃安堵していることでしょう。
1か月あまりで切り返しの結果が8%の含み益。
下落、上昇どちらにも使えるファンドだと実証できたのではないでしょうか。
グローバル5.5倍バランスファンドは、その評価はこれからですか。
運用開始早々の暴落、評価を見極める間もなく40%の下落。
人気のグローバル兄弟として注目していましたが、まさかの展開でした。
バランスファンドの利点よりも5.5倍というレバレッジ性の高さが完全に裏目にでました。債券4:株式1という安全志向も何の役にも立ちませんでした。
月報による資産別損益では、債券4の割合では株式の損失をカバーしきれていません。
そんな運用手法が可能かは別として債券9の割合でないと無理でしょう。
もちろん、回復基調にあっては独壇場です。この後どう推移するかです。
下落局面と上昇局面を取り出してみました。
暴落局面、それぞれのファンドが当然ながら収まるところへ収まっています。
上昇局面でも、それぞれのファンドが自分の持ち分をしっかり果たしている感じです。
あなたなら、何を選択しますか。
私の選択はこのふたつです。
グローバル3倍3分法長期保有。
上昇そして下落にもある程度の耐性を持ち、特にすでに8%の含み益まで回復して
いる安定性を評価。
グローバル5.5倍バランスファンドの圧倒的パフォーマンスに期待。
上昇時の強さに期待します。現在は1か月で11%の含み益、この上昇力にとりあ
えず賭けます。下落の際は乗り降りが難しいところですが、その回復力を好機と考
えています。
さて、どんな展開が待ち受けているのでしょうか。私の能書きが努力と変わることを願っています。
良い一週間を。